こんにちは、Zabilioです。
最近iPhone12を購入し、iPhoneXSからの引越をしました。
いつもこのタイミングで手順を迷うのですが、直前(前日くらい)に準備した割にはスムーズに進んだので、私が実際に体験した更新方法を備忘のためにも記録しておこうと思います。
更新のための項目
はじめに、ざっくりと項目を書き出します。大きく分けて手順は以下の通りです。
- iPhoneのバックアップをとる
- AppleWatchのバックアップをとる
- SuicaのリンクをiPhoneから削除する
- 新しいiPhoneでバックアップを復元する
- Suicaの設定を行う
- (Suicaの削除を忘れていた場合) Suicaの復元処理を行う
- (AppleWatchがペアリングしない場合) AppleWatchをリセット → 復元する
以下に一つずつ紹介していきます。
iPhoneのバックアップをとる
iPhoneの引越を行うに先立ち、iPhoneのバックアップを行います。これは直前であれば直前であるほど良いですが、それなりに時間が掛かる場合があるので余裕をもって実行します。
PCですべてバックアップするか、iCloudで重要なデータのみをバックアップするか(iCloudがおすすめ)
PCでバックアップを行おうとすると、この選択に迫られます。今回迷ったポイントの一つがこの選択です。
私の場合、以前はiPhoneの中身を全てMacにバックアップしていました。ところが最近はMacとiPhoneのストレージが同じになっていて、どうしてもMacの中にバックアップをとるというのが難しい状況でした。
そこで今回試しにiCloudにバックアップをとる方法にトライしてみました。この方法の場合、iCloudの有料プランに加入しておく必要があります。私の場合、バックアップのために使用しているストレージは46.6GBでした。

5GB以上は有料になるので好みが分かれるところかもしれませんが、PC内に巨大なバックアップファイルを置くことを考えると、自分的にはありかなと思っています。「月々料金が発生するのがちょっと…」という場合は1ヶ月でも利用できますし、何せバックアップファイルのためにMacのストレージを開けるという手間がないというのが大きいです。
ただ、この方法を使うとほぼすべてのアプリに再度ログインが必要になるので、パスワードなどは残しておいた方が良いかと思います。
Apple Watchのバックアップをとる
これは今回身をもって体験したことなのですが、iPhoneを更新するとApple Watchのペアリングがうまくいかなくなることがあるようです。
リセットをすることで元に戻ったのですが、ここでバックアップデータがないと設定などをやり直すことになってしまうため、バックアップデータはあった方が良いと思います。
私の場合は2台のApple Watchを使っているのですが、メインで使っている方は自動でバックアップがとられていたものの、サブで睡眠時用に使っている方はバックアップがなく、そのまま2年前のバックアップデータを使ってリセットしました。
「自分が持っているApple Watchすべてのバックアップを取る。」これが大事だと思います。
SuicaのリンクをiPhoneから切り離す
忘れそうになるのがモバイルSuicaの移行手続きです。XSに機種変更したときに7からSuicaの以降手続きをし忘れて、ちょっと焦ったことがあります。
今回も思い出したのはまさにauの窓口で焦ったのですが、Suicaの以降手続きは基本的に以下の流れでことなきを得ます。
- 旧iPhoneのWalletからSuicaを削除
- 新しいiPhoneのWalletでSuicaを追加(旧端末と同一のIDでログインする)
これだけです。具体的な方法論は以下のサイトを参照することで作業することができます。
この項目ではあくまで切り離すことが目的であるため、Walletから削除すればOKです。
新しいiPhoneでバックアップを復元する
キャリアで新しいiPhoneを購入すると、ある程度のところまで窓口で設定をしてくれます。ここではそれを1回リセットし、再度セットアップを自分で行います。
まずは以下の手順でiPhoneをリセットします。
- 設定
- 一般
- リセット
- すべてのコンテンツと設定を消去
その後、画面のガイドに沿ってバックアップから復元を選択し、旧端末で取得したバックアップを選択します。
「重要なデータだけ」をバックアップしていた場合、アプリがインストールされていない状態で立ち上がりますが、すぐにネットからダウンロードが始まり、待っていれば保存していたアプリはすべてインストールされます。
その後、使用するアプリの類にログインをしていけば完了です。
Suicaの設定を行う
ここではWalletへのSuicaの追加を行います。セットアップの中でも出てくるとは思いますが、旧端末で削除したIDを使い、WalletからSuicaを追加します。先と同様に、以下のサイトの手順で追加できます。
(Suicaの削除を忘れていた場合) Suicaの復元処理を行う
先に触れた通り、一度上で触れたSuicaの以降手続きをし忘れたことがあります。
中に数千円程度の残高が残っていたため、方法を調べていたのですが、できない訳ではないようでした。以下のサイトの手順に沿えば、たとえ旧端末を下取りに出してしまっていたとしてもSuicaの残高を救出することができます。
http://appsuica.okbiz.okwave.jp/faq/show/1430?site_domain=default
とはいえ手続きが煩雑になってしまうため、気がついていれば事前に旧端末側で設定するのが楽だと思います。
(Apple Watchがペアリングしない場合) Apple Watchをリセット→復元する
こちらもエラーがあった場合になります。iPhone12に機種変更をした際に私のApple Watchが新端末とペアリングしてくれませんでした。
以前iPhoneの機種変更を行った際にはそのようなことがなかったので何がトリガになっているかは良くわからないのですが、なにせペアリングしてくれなくなってしまったら使い物にならないため、救済が必要です。
私の場合はリセットして再度バックアップから復元することでことなきを得ました。実際にはもっとスマートな方法があるかもしれませんが、ここでは私がとった方法を紹介します。
ここでは予め取得しておいたバックアップを利用します。リセットの手順は以下の通りです。
- Digital Crownを押下
- 設定(歯車マーク)
- 一般
- リセット
- すべてのコンテンツと設定を消去
リセットが完了すると、iPhone側からもApple Watchを削除します。
- Watchアプリを起動
- 左上の「すべてのWatch」をタップ
- 削除する(ペアリングしていない)Watchの右側「i」ボタンをタップ
- 「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップ
- 「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップ
Apple Watchの情報の削除も終わったあとはペアリングをやり直します。
- Watchアプリを起動
- 左上の「すべてのWatch」をタップ
- 「Watchを追加」をタップ
- 「自分用に設定」をタップ
- 画面に沿ってペアリングを行う
ここで、新しいWatchとして設定するのではなく、バックアップから復元を選択し、事前に取得しておいた最も新しいバックアップを選択します。あとはWatchが初期設定を終えるのを待ち、ペアリングができていることを確認できれば完了です。
最後に
以上が私が新しくiPhoneを購入して実際に行った手順です。購入前に一連の流れを覚えていられれば不意に焦ることがなくて良いかなと思います。
実際には更新時に使えるより良い機能なんかが実装されて、同じ手順を覚えていても仕方がないということになるかもしれませんが、一度まとめているのとまとめていないのとでは焦り方が違うかなと思って記事にしてみました。
ここまではあくまで私のケースを記録している内容ですので、本内容をお試しになるさいは自己責任にてお願いします。私のメモが私と同じく機種変更したての方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。